相続で遺言を残す意味を感じない

相続で遺言を残す意味を感じない

刺激的なタイトルをつけてみましたが、「遺言を残す意味を感じない」、皆さんはどうお考えでしょうか、今日は遺言を残すメリットを記します。

遺言を残すとこんなにいいことがあります。

1.残された家族が相続でもめることがなくなる
 残された財産を分割する際、残された家族は、その財産を誰にどのくらい分けるか、それぞれの思いもあるので、揉める可能性があります。しかし遺言があることにより、残された家族も分け方でもめることも悩むこともなくなる可能性が高くなります。

2.遺産分割協議を行わなくても良い
 上記の通り、遺言に沿って財産を分割すれば、遺産分割協議も行う必要がありません。

3.法定相続人以外にも財産を分けることができる
 遺言がなければ、法定相続分を基準に遺産分割協議が始まる可能性が高いです。すなわち法定相続人以外に財産を分けることができませんが、遺言を残すことにより、法定相続人以外にも財産を分けることができます。

4.ご家族が故人の遺志を確認することができる
 遺言は、故人の遺志です。特に付言事項等も添えてあれば、残された家族も故人の遺志を十分感じることができ、円満に遺産を相続出来る可能性が高いです。

 当事務所にご相談頂いたお客様で、お付き合いのあった税理士さんから、相続対策を勧められても断り、遺言を残すことを勧められても断られたお父様が、亡くなられ、後妻さんやご兄弟4人それぞれ弁護士を立てられて遺産分割協議を行われたケースがありました。

 私からすると莫大な財産を、息子さんや後妻さんに残されて亡くなられたのですが、お客様は私にこう不満を語られました。

「親父は最後の最後まで面倒を残して亡くなった」

それでもあなたは遺言を残しませんか。

 相続に関してお困りのことお悩みのことがあれば、福岡市東区の香椎相続不動産事務所へ、お気軽にお問合せください。

参考記事:
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