不動産登記受付帳があるので、不動産を相続するとDM(ダイレクトメール)が山ほど送ってくる話

不動産登記受付帳があるので、不動産を相続するとDM(ダイレクトメール)が山ほど送ってくる話

 先日も、お客様との話の中で出てきた、不動産を相続すると、ある日突然、 「 相続した不動産を手放す時には、弊社にご相談下さい」的なDM(ダイレクトメール)が届き出す話。「すごく気持ちが悪いんだけれども。 」 との事。
 以前もご紹介しましたが、久しぶりにこの話になったので、再度カラクリを。
当サイトより:親の不動産を相続したら、ある日突然大量のDMが届き始める話

 法務局で管理している文書で、「不動産登記受付帳」という(行政文書)があります。

 不動産登記受付帳とは、日々の登記の変化を法務局の各支局が行ったものを各都道府県ごとに本局が月単位でまとめて保存している台帳(行政文書)のことです。登記の変化とは、競売開始決定や固定資産税滞納等による差押登記(これを受付帳では「処分の制限に関する登記」と表現している)や売買・相続による所有権移転・保存に関する登記、抵当権設定、抹消など18種類の項目で表現されていますが、所有者名と所有者住所は記載されていません。(物件の所有者を特定するには、別途、登記情報サービス等で調べる必要があります)

https://re-touki.com/wordpress/touki

 引用投稿にもあるように、この不動産登記受付帳自体が行政文書であるため、行政機関の保有する情報の公開に関する法律、俗に言う「情報公開請求」で法務局は請求があれば、情報公開に応じてくれます。

 簡単にいうと、その公開された情報から、相続された不動産をピックアップした上で、登記情報を調べて(これは誰でも法務局で調査可能)、DMを送るという仕組みです。

 ちなみに、Googleで「登記情報受付帳」と検索すると、全国の登記情報受付帳を入手して、不動産を相続した物件のみをリスト化したものを販売している会社が「山ほど」あります。


 不動産を相続するとDMが大量に送られてくるのは、致し方ないことないです。まだ私のお客様にはいらっしゃらないですが、俗に言う一等地などを相続すると、直接訪問する会社もあるかも知れませんね。

 相続してからDMが送られてくるまで約2~3ヵ月あるので、やはり生前に不動産の活用方法を決めておくのも一つの手かも知れません。

 何かご不明な点があれば、福岡市東区の香椎相続不動産事務所へ、お気軽にお問合せください。


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