相続対策における優先度とは
相続における3つの対策
- 相続税に関する税務対策
- 相続税の納税資金ねん出対策
- 円満な遺産分割対策
相続対策には大きくわけて、上記の3つの対策があると言われています。
それでは、この中で一番大事なことはなんでしょう?
来るべき相続に備えて生前贈与したりすることでしょうか?納税資金を捻出するために、流動資産を増やすことでしょうか。
でもよく考えてみてください。
相続人が貴方の資産を相続した時に、相続税が発生するほど資産を持ってますか。
ご存知の方も多いと思いますが、平成27年から相続税の基礎控除が引き上げられました。 それでも相続税が課税される割合は、世の中の相続案件の約8%程度なのです。ほとんどの方は積極的な税務対策や納税資金の捻出は必要ないのです。
とは言いながら、上記のように積極的な相続対策が必要でない人の方が、家庭裁判所へ調停を申し出る可能性が高いということも、司法統計で明確に出ているのが実情です。
つまり、相続対策に一番重要なことは、遺族が円満に遺産を分割できる準備なのです。
家庭裁判所の相続に関する相談件数は、平成8年の約6.7%から平成22年には約17.7%と約2.6倍に増えています。
もちろんこの相談の中には、簡単な話もありますが、中には遺族間で調停となり、不調に終われば審判手続きになるケースもあります。遺族間で調停や審判となると、その後の遺族の関係がどうなるかは容易に推測が出来るでしょう。
相続に関わるコンサルタントは、口を揃えて言います。
「頂ける相続財産の額は二の次で、法定相続分通りに分けられない事が多い相続財産を、どうやって全員が納得できる形に出来るかが全て。」
どうすれば、上手くゴールに向かうことが出来るのでしょうか。
相続に関して、ご不明な点があれば、福岡市東区の香椎相続不動産事務所へ、お気軽にお問合せください。
相続問題は残された財産の額ではない。遺産分割・金額別訴訟割合の話
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