節約家でも有名なタレント松本明子さんの空家問題の結末

節約家でも有名なタレント松本明子さんの空家問題の結末

某テレビ番組で節約家としても有名なタレントの松本明子さん、生まれ育った香川の高松市の実家にお住まいだった両親を、東京に呼んで生活をしていましたが、その後25年間父の遺言通り実家を管理していましたが、その結末はどうなったのでしょうか。

守り続けた松本明子さんの実家

ご両親を東京に呼んだ後も、25年間ご実家を管理し続けた松本明子さんの実家は香川県高松市屋島にありましたが、築45年の木造5DKの大きなご実家。

当時、建築費だけでも2,000万円かかったという事らしいので、ご両親もかなり思い入れのあるご実家だったと思われます。

お父様の遺言の通り、10年前にお母様が無くなった後も、定期的に高松へ帰省して、実家の維持管理に時間と費用を費やしてきました。

体力的・経済的に辛い事も多々あったようですが、高松市には親戚や友人がいることもあり、実家の処分をすると、人のご縁も切れてしまいそうで、なかなか実家の処分に踏み切れなかったことも、長期間実家を管理し続けた一因だと言われています。

そのような所から、松本さんは、たびたび帰省し掃除などをされていましたが、維持費もかさみ、「もう50歳になり、通うのもキツい」と、体力的にも、状況に限界を感じて売却を決意されたといいます。

長期間管理をしつづけた代償

松本明子さんが、ご実家を管理し続けるのにかかった費用は、リフォーム費用や維持管理に必要な電気代や水道代、そして東京と香川を往復する費用など、総額約1,800万円、節約家で有名な松本明子さんでも、やはりかなりの出費だったと思います。

それだけの管理費用をかけたご実家でしたが、手放すのを覚悟して手放した実家の当初の査定額はなんと「200万円」。買い手を見つける仲介と違って、買取となると、リフォームして手入れをしていたとは言え、築45年の建物は評価されず、その後の解体費用等も考慮されての査定額だったのかも知れません。

それにしても、1,800万円かけて手入れをしてきた実家が200万円と言われた時には愕然としたことは、容易に推測できるでしょう。

結論としては、香川県の空き家バンクに登録して、リフォーム代金相当の640万円で売却することが出来て、多少はかかった費用を取り戻すことが出来て良かったのではないでしょうか。

結局何がベストだったのか

父親の遺言の通り、実家を守り続ける努力をした松本明子さん、結論からすると何がベストの判断だったのでしょうか。

当事務所にも不動産の活用について相談を頂きますが、やはり一生に一度の買い物と言われる不動産、所有者さんの思い入れは相当なもので、「跡継ぎのために残したい」「一生もののの財産」と、保有し続けるためのご相談や、保有し続けるための提案を期待されることがほとんどです。

しかし、これからの人口減少や都会への一極集中を考慮すると、価値あるうちに処分し、将来性の高い不動産などへ、資産の組換えというのもひとつの方法です。

もちろん、財産を残す方の思いが一番大事なのですが、このような事例も踏まえて、財産を残される方への将来的な負担も考慮して、相続財産の将来も検討してみてはいかがでしょうか?

最後に残った不(負)動産

相続や事業承継に関する事で、ご不明な点があれば、福岡市東区の香椎相続不動産事務所へお気軽にお問合せください。


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