福岡香椎相続不動産事務所よりご挨拶
相続の際の安易な遺産分割協議が相続問題のはじまりでした。
相続した不動産を相続人で遺産分割協議をしてみたものの話がまとまらず、誰にも相談することもなく、とりあえず相続人の法定相続分で相続登記してみた。これが不動産を相続した相続人の間で、後々のとても大きな相続問題になる可能性を秘めていることを皆さんは知る由もないでしょう。
福岡の各地で、日々相続相談をお受けしている当事務所のご相談者様の大半は、相続トラブルになってからのご相談です。やはり自分が相続人の一人になったとしても、相続問題がおきるまでは、自分の身の回りで相続問題がおきるなど思ってもいない方ばかりなのです。
また生前に汗を流して作った被相続人の財産が、自らが亡き後にまさか相続人同士で揉める種になるなど思ってもみないことでしょう。財産を残す方も受け取る方も、後にもめることなど誰も予想もしないのが、相続問題の悪の元凶かも知れません。
とは言え、まれに、「これ以上、相続について何を相談したいのだろう？」と思われるほど、終活も含めて用意周到に準備をされているご相談者様がいらっしゃいます。このようなご相談者様の場合の属性も、ある傾向が見られます。
自らの相続の際の苦い経験を活かす人達
親からの財産を相続した際、遺産分割協議で兄弟で揉めて、それ以降家族間の音信が不通になった。もう兄弟の顔すら見たくない。相続の際に苦い経験をされた方は、やはり自らが残す財産で子供たちが揉める姿を見たくないと、しっかり生前に相続の準備をされることが多いです。
そのような方も、やはり相続問題と向き合う機会がなければ、大多数の方と同じように、「我が家に相続問題は関係ない」「我が家に揉めるような財産はない」などと思われて日々を過ごしていらっしゃったかも知れません。ただ、苦い経験があったがために、その反省をしっかりと活かして準備されるのでしょう。
もちろん相続の準備を用意周到にしているからと、後々絶対に揉めないとは言い切れません、ただ、何らかの問題があったとしても、その代償は何も準備をせずに相続を迎える方より、かなり痛手は少ないと当事務所は考えます。
実際の日本の相続問題の実態はどんなものなのか
日本全体で１年間に５０兆円から８０兆円の遺産が受け継がれていく、「大相続時代」となり家計への大きな贈り物となる可能性もありますが、血のつながった遺族間の争いの種になる可能性もある相続問題。
家庭裁判所での相続に関する相談件数は、平成２２年には約１７．７万件と平成８年の約２．６倍に増えています。また相続はお金持ちだけの問題と言う誤った認識が、一般家庭の相続準備を怠り、問題を更に複雑にしています。
また、相続はお金持ちだけの問題という誤った認識が、一般家庭の相続準備を怠り、問題を複雑にしています。 司法統計年報（平成２５年度版）によると、遺産分割の紛争件数の約７５％、４件のうち３軒は、相続税の課税とはほぼ関係ない、遺産総額５，０００万円以下の遺産分割で揉めているのです。
貴方のご両親は５，０００万円以上の財産を所有されていますか。もしそれ以下だとこれから先揉める可能性が高いかも知れません。昨今インターネットで「相続トラブル」と検索すると、約 １，８３０万件の様々な情報がＨＩＴします。
様々な相続トラブル、遺産が多いから揉めるのではなく、１００人いれば１００通りの相続があり、どこの家庭にも、きちんと相続に対しての準備と助言が必要な時代になっています。
結局、相続問題は誰に相談すれば良いのか
これから良くも悪くも向き合う可能性の高い相続問題の生前の準備、インターネットで相続に関する検索をすると、税理士や司法書士、行政書士や不動産鑑定士や不動産会社など、ありとあらゆる士業関係のホームページがヒットします。
しかしながら、相続準備で一番必要なことは、１００人いれば１００通りある各家庭の相続に関して推測されるリスクを、広く高い位置から俯瞰し、適切なアドバイス出来るのが福岡香椎相続不動産事務所の強みだと思っています。
「案ずるより相談するが易し」
「案ずるより産むが易し」ということわざがあります。お産をする前は、本人も周囲の人も色々と心配することが多いが、終わってみると案外たやすく済んでしまう事が多い事から、出産に限らず、物事は事前に思い悩むよりも実際はそれほど難しくない。あまり取り越し苦労をするなという慰めの意味でつかわれます。
当事務所も、定期的に相続セミナーや個別の相続相談会などを行っていますが、やはりこれからの相続や、実際の相続問題に直面したお客様は、かなり深刻なお顔でご相談にいらっしゃいます。しかし、相談後はすっきりとしたお顔で帰られていくお客様が大多数です。やはり一人で思い悩むより、まずは気軽に無料相談を受けて頂くのも一つの方法であると思います。実際のところ約９割のお客様は無料相談で解決できる事案であるのも相続問題であると思います。
まずは家族へ思いを残しませんか？
当事務所では、まずは家族への連絡ノートをお勧めしています。エンディングノートを呼ばれるものと、内容的にはあまり変わりはありませんが、もっとポジティブに家族へ伝えておきたい事柄を簡単にまとめる事が出来るノートであり、そして下記のリンク先をクリックして各ページ無料でダウンロードが可能になっています。まずは気軽に１ページ印刷してみて、鉛筆書きで結構です、気軽に記入することが、相続について考える第一歩となることでしょう。
無料でダウンロードできる家族への連絡ノート（エンディングノート）
相続家族信託専門コンサルタントである当事務所の願い
相談すれば、かなりの確率で解決する相続問題も、放っておけば大きな問題に発展する可能性もありますし、我が家に相続問題などないだろうと高（たか）を括（くく）っていれば、ある日家族との別れにより勃発する相続問題。資産の有無に関わらず、各家庭に相続問題のリスクを抱えている可能性があるということを知って頂き、やはり生前に相続問題のリスクを少しでも減らして頂くことが、相続家族信託専門コンサルタントである当事務所の願いです。
「相続」が「争（あらそう）族」にならない為に、笑顔で相続を迎えるお手伝いをするのが、「相続コンサルタント」であり、福岡の「香椎相続不動産事務所」の求められる社会的役割です。
今後も当事務所は、相続に関する新鮮な情報や対策を、資産の有無に関わらず平等にお伝えしたいと考えております。
「香椎相続不動産事務所」にご期待頂くのにあわせて、気軽にご相談いただければ幸いです。
香椎相続不動産事務所
相続家族信託専門コンサルタント 稲永 文紀
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